創造するとはなんだろう。
何もないところから「ここ」に生まれてきた君に伝えようと思う。
まず「ここ」にいるとはなんだろう。一体どういうことなのか。宇宙の始まりから137億年、地球が出来てからは46億年。「ここ」とはその長い長い歴史の中の小さな点なんだ。
物事には必ず終わりがあって始まりもある。そのループは渡されたバトンを誰かに渡すことに似ている。バトン自体は今まで繋いできたものや、新しく作ってもいいんだ。渡されたバトンも、新しく作るバトンも、君が渡した誰かが、また誰かに渡してくれる。
今「ここ」にある全てのものは、そういったバトンリレーの結果なんだ。例えを使わないで説明すると、宇宙と地球という場所や機会がまず最初にあって、それを利用したり、違うものを組み合わせたりする営みすべて、となる。それが偶然だったり、粘り強くやっているうちに、成功したり失敗したりした結果、今がある。だから現時点で悪いことでも、いつか良くなるかもしれないし、ならないかもしれない。
だから、一つだけ言えることは、ぼくらに出来ることは「創り続けることだけ」ということ。
君と同じような人達が「ここ」を創造してきたということを想像すると、ワクワクしないかい?
そういった想像や、何かを創りだす時に使われる想像力(ひらめき、直感)の源も、知識や行為の組み合わせで発生するらしいから、いろいろなものを吸収する必要があるし、まずやってみるということも凄く大切なんだ。
創るって行為は傷をつけることでもあるから、自分が傷ついてしまうことも、人を傷つけてしまうこともある。
それでもやってみる勇気を持っていて欲しい。それはすごくかけがえのないことだから。
一からなにかを創る。
そんなメッセージを君と、君の名に授けようと思う。