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北朝鮮への報道があまりに空しい

金曜日, 4月 12, 2013
去年の今頃、ロケットとミサイルの違いというブログを書いた。


そして、最近きなくさい報道で世間を賑わしている北朝鮮だが、今のような行動を取る理由の一つは各国のいたずらに刺激(馬鹿に)し過ぎな報道だと思う。北朝鮮関係の報道というものは冷静さに欠いていて、何かと注目の集めそうネタを見つけたと思ったら馬鹿にする報道を垂れ流す。
こういったのを見た北朝鮮の関係者が「こんなこと言われてますよ。脅してやりましょう。」となってるのではと思ってしまう。

これは、いじめられた側が報復する構造と全く同じだ。つまり北朝鮮はいじめられっ子である。

さっきも北朝鮮が核弾頭を載せたミサイルも搭載可能だとか何かのニュースで言っていたが、当たり前である。それは、ロケットの先端に何を載せるかの違いなのだから。
技術的にそれぐらいのことは可能な国なのだ。そして、そこを指摘しても意味は全くない。
昨年12月の時事ドットコムのこの記事も酷い。


北朝鮮は主食にトウモロコシを配給しているのか?そうでないとこの記事はおかしい。
このようなマスコミのプロパガンダに影響された人は、ネット上でも現実でも北朝鮮を勘違いして、嫌悪と怒りの感情を燃やしてしまう。そして、バカなマスコミが作った記事に釣られる訳だ。
こう書いてると北朝鮮支持と思われるのかもしれないが、それは全く違う。

ただ、これが個人間の宴会上での愚痴ならまだしも、仮にも軌道上に衛星を飛ばせる技術力がある国に対して日頃からする「報道」という名でやることではないと思わないのだろうか。政治家も乗っかり過ぎである。ただ他人を馬鹿にしても、得るものなど何もない。いじめられっ子がいじめ続けられた結果、いじめた本人やその家族が逆襲される例はままある。

北朝鮮はここで何かしようものなら国の存続も危ぶまれるので下手に手は出せないだろうが、向こうが諦めた時が危険なのだ。自己顕示の為だけに軍部がコントロール不可能になった時が一番怖い。

そうならないようにする為に知恵を出すべきで今のような報道姿勢は改めた方が良い。
北朝鮮に関しては外圧もある程度はかけつつも、内部から変えることが本筋なので、北朝鮮が情報統制を解除させるような仕掛けが必要だと思う。しかしその前に、橋下大阪市長が週刊朝日や朝日新聞にぶちギレたように、双方向の意見が可視化されないメディアというものでは限界があるので、そのようなメディアの登場が時代の要請であろう。
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