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Innovative Topics Vol.2

月曜日, 7月 01, 2013


■米国で未承認の遺伝子組み換え小麦、日本は入札から外す(ロイター)
[リンク]http://goo.gl/ohc4T

オレゴン州で除草剤に耐性を持った未承認の遺伝子小麦が見つかったようだ。
このニュースを受けた日本の農林水産省は、オレゴン州で生産された小麦を政府の買い入れ入札から外すこと決定。2005年に開発を終了したものが今頃見つかるというのも少々不思議な感じもするが、流出経路の特定が待たれる。

■遺伝子組み換え穀物で育ったブタ、胃炎リスク増大=豪米研究 (ロイター)
[リンク]http://goo.gl/yWsvO

もう一件遺伝子組み換えものを取り上げる。
”飼料以外は同一の環境下で飼育し、約5カ月後に解体したところ、深刻な胃炎の発症率は、遺伝子組み換え飼料を与えられた方が32%、そうでない方は12%だった。また、遺伝子組み換え飼料で育った雌ブタは、子宮の重さが通常飼料グループに比べ25%重かったことも分かったとしている。〜中略〜 遺伝子組み換え穀物の影響を調べるには、さらに長期的な動物飼育研究が必要だとしている。”
個体サンプルの絶対数と期間が足りない気もするが、技術革新の過程にはこういうリスク調査も欠かすことが出来ない。技術革新にはメリット、リスク、コストの問題が密接に絡み合う。多角的な検証と報道が必要である。
なぜ連続して遺伝子組み換えものを取り上げたかというと先日、シンジェンタのチルトン博士に世界食糧賞が授与されたように、遺伝子組み換えの技術は、世界人口の増加の流れの中、食料としてまたは家畜の肥料として、更にはエネルギー問題にも関わる必要で欠かせない技術だからである。

■1滴の血液からクローンのねずみ(NHKニュース)
[リンク]http://goo.gl/Qi5mw

日本のクローン研究も素晴らしい成果を上げているようだ。まずは絶滅種の増やす技術として応用されるだろうか。
”研究を行った小倉室長は「今まで白血球がクローンに使えるとは誰も考えていなかった。ほかの動物にも応用が可能だと思う」”
これは、倫理上の問題をクリアすれば、後何十年かすれば人間のクローンも実現可能な所に来ているということなのかもしれない。このような新技術に対して、一定の人達には無条件で拒否するという感覚的な問題もあるのでそれを改善していく努力も含め、今の内から徹底的に取り組んだほうが良い。


※前回書いた、Medical Topics をより広く話題をとりあげるためにInnovative Topicsに変更しました。


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