FRYING DUTCHMAN humanERROR
Twitter上で流れていたこの動画をみた。凄い迫力だった。
ただ考える所もあったのでエントリーを書いてみます。
私自身も原子力発電については代替え可能なエネルギーが二酸化炭素も出さず、恒久的に設計されていて、尚かつ安ければ、いらないと思う。
技術の研究自体は続けるべきだと思う。可能性とオプションとして。
しかし逆に上記の問題が片付かないで原子力発電反対とは無責任かなとも思うわけだ。
電力って生活のレイヤーでいうと最下層のベースレイヤーなので、こればかりは「放射能は怖い」という感情論で片付けていいのかと思っている。
もちろん原子力発電がなくても日本の電力供給は足りる訳だけど、24時間勝手に発電する原発に比べるとその他のエネルギーでは夜間電力は安いままでは済まないだろうな。
その辺はポートフォリオとしては今まで割とベストミックスに近い形だったのではないのか。
小口電力の自由化や改善点も多々あるのも分かっている。
東電は債務超過なので清算した方が良いとも思う。
ただし原発に少しでも賛成のようなニュアンスを言うと「命は金で買えない」「将来にツケをまわすのか」「子供達はどうなる」とか言われる。
もちろんそんなことは分かってる。でも低線量被ばくで奇形児も出来きんがね。
まぁそれはさておきそうなるとますます企業の空洞化は進む。
そのとき工場を首になった人達はどうすればいいんだろうね？
「日本の製造業なんかそもそも斜陽産業だからそれは自然淘汰でどうせ潰れるんだろ」それもそう。
それで、みんなが職をただちに変えて生きていけるなら全然それでも良いと思う。
「現代は豊かになりすぎたから昔みたいな生活に戻すのも良い」という意見もある。
その昔って一体いつ？人口が少ない上に飢饉で死者が多数だった江戸時代？
それとも戦後の高度経済成長期？若者が少ない上に雇用されない高度経済成長なんてあり得ないと思うが...。
原発反対の人の主張である、原発がなくても電力が足りるのに原発推進してきた理由が「金と利権の為」ってのがなんだかしっくりこない。
そもそも原子力がコストも高くてクリーンでもないなら最初から再生可能エネルギーの方で「金と利権」を採用した方が賢く思えるんだけど。
何故そうしなかったんだろう？