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夢のような繋がり - 映画 - クラウドアトラス

日曜日, 1月 19, 2014

クラウド アトラス ブルーレイ&DVDセット(初回限定生産) [Blu-ray]
日本では昨年公開され、マトリックスの監督が絡んでいるので気になっていた本作品。観忘れていたけど、年明けにあった友人が面白かったと言っていたので思い出したかのように観た。
映画は6つのストーリーが独立していて、それらが断片的に作中に散りばめられる。 時代は1849年、1936年、1973年、2012年、2144年、そして2321年である。
細部の詳細はネタバレになるので省くとして、未来はディストピアになっていて、それらが一度崩壊し違う惑星に移住までしたのに人は欲のために誤ちや争いを繰り返してしまうというリフレインを回想したものだ。しかも未来はテクノロジーからは程遠く、焚火に囲われながら子供達に昔話を聞かせているのだけど、映画の中では時代が行ったり来たりしているので、いろいろ考えてるうちに最後に辿りついてしまうことだろう。
各シーンの繋ぎ方が斬新で、時代は違うけど似たようなシーンとシーンなどはカット以外直接的な繋がりはなく、脈絡のない唐突な感じは「夢」をみる感覚に近い。夢は夢でも寝ている時にみる夢の方である。 一つのストーリーの深いところ差し掛かると違うシーンに飛ぶ。けど、全てが実は繋がっていて、例えば黒人奴隷解放運動と未来のクローン奴隷解放の動きは役者を含めて相関している...といったことが終焉に向かってだんだんと繋がっていることが分かってくる。
ジャンルもボーダーレスでSF、コメディ、時代劇、アクションその他諸々が複雑に絡み合っていて、それらを数少ない俳優陣が1人で最高6役までこなすのは圧巻だった。
特殊メイクで、もはや別人にしか見えないトム・ハンクスやハル・ベリーは恐るべしである。 観終わって不思議な感覚になる映画だった。
少なくとも今までになかった映画なのでまだ未見の方は是非観てみて欲しい。
下のリンクはテーマ曲の『
クラウドアトラス六重奏
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