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伊達政宗からの警報

月曜日, 12月 26, 2011
たまたま朝起きたらのフジテレビのTV番組[特ダネ]でやっていた特集で面白いコーナーがあった。

そのコーナーのタイトルは【伊達政宗からの警報を何故忘れてしまったのか?】。

1611年、今からちょうど400年前に東北地方で慶長の大地震が起きたのだが、その復興の計画を遂行したのは戦国武将の伊達政宗だった。

政宗が言った言葉はシンプルで、
「津波が来た所には家を建てるな。」である。
私はこれに関心させられた。
簡単に言うと一番合理的な判断だからである。
今は誰も責任をとらずそんなシンプルなことが出来ない時代である。
当時、君主だった政宗の権力は非常に強く、震災から35年後の政宗が死ぬまでそれは守られた。
浪分神社という今でもある神社があり、その神社より先には家は建てられなかったのである。

しかし何も作らなかったのではなく塩田を整備し、働く場所と住む場所を分離したのだった。
それに合わせてスペインとの貿易を進める世界との繋がりを重視した政策など、非常に聡明だったのだと思う。

政宗が死んだあと、震災60年後の記録からはその住めなかった地域に集落などがポツポツと出来始めて、その後は塩田などは埋め立てられ住宅地になっていったそうだ。

人間の辛い出来事を忘れることが出来るという良い部分の反面、良い教訓や経験まで忘れられてしまうのは惜しい。

【人間は生物学的な遺伝以外で歴史を伝えることが出来る唯一の動物である。】


浪分神社の周辺住人のインタビューで、
「あの神社は祭りとかでたまに使ったりする程度で意味など知らなかった。」
とその起源や歴史は知られていなかった。

インターネットの普及があり全てが共有されつつある時代なのでローカルな情報でも調べて行くと重要な発見があり、伝えることが出来る。。

私も人生を通して少しでも何かの役に立とうと思う。


東日本大震災 復興支援地図東日本大震災 復興支援地図
(2011/06/06)
昭文社出版編集部

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