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メールの再発明か - 『Mailbox』

金曜日, 3月 08, 2013
2月にApp Storeに登場してから1ヶ月弱。
ようやく使えるようになったので先程、オーソライズしたばかり。
しかし、少し使っただけだが、スマートフォンのメールアプリを再発明しているというのは十分伝わってくる。
こんなシンプルなメールアプリが欲しかった。しかも無料。


https://itunes.apple.com/us/app/mailbox/id576502633?mt=8

その名も『Mailbox』...名前もシンプル。今現在Gmailしか認証していないし、今後も多分しないだろう。
公式ホームページの動画を見るのが一番分かりやすいと思うので貼っておく。




引き算の美しさ

Googleはメールを受信トレイに置かないやり方、受信トレイのメールはどんどん裁くことを念頭に元々Gmailを設計しているので、このアプリとの相性はバッチリ。
ただフィルタリング処理してラベル分けしているメールを見ることは出来ないし、検索機能もついてない。
つまりGmailのメイン機能を盛り込んでいないのだ。
しかしそのせいで一番の売りであるフリック操作だけで受信トレイが片付くというUIが分かりやすく誰にでもすぐに慣れることが出来るアプリになっている。
メール処理に割く時間を縮めることが出来るし、今読みきれないものは、先延ばしして置いたり、スヌーズ機能をつけることでスケジュール管理にも使えたりでき、いつも受信トレイをキレイに保てる。

利用するには並ばなければならない

次に、このアプリが有名になったのはそのマーケティング手法だ。
ビットの世界では情報は分配することは出来ても減ることはない。
しかし、このアプリ今現在ダウンロードしてから使えるようになるまで80万人待ちなのだ。
冒頭でようやく使えるようになったというのはそのせいである。
開発元のOrchestraの共同創業者兼CEO曰く、
「メールサービスのようなシステムのスケーリングは非常に難しい。大量のデータや各種の例外的な状況に対処する必要があるからだ。メールやファイル添付など、あらゆる言語のコンテンツに対応しなければならない」
とのことなのでマーケティングというよりも安定性の確保なんだろうけど、この使えるまで順番待ちのせいで、「やっと使えるようになったんだから色々使ってみよう」というモチベーションを湧かすことに成功している。
「すべてをあるべき場所に収めることで、心の安らぎを得られる。従来とは全く異なる体験だ」by Gentry Underwood
しばらく、このメールアプリを使ってみようと思う。


〈参考 〉
80万人以上が順番待ちのメール管理アプリ「Mailbox」大人気の理由 (1/2) - ITmedia ニュース http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1302/19/news099.html
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