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これが「買い」だ―私のキュレーション術 - 著者 成毛 眞

火曜日, 6月 07, 2016



本書は、ぼくのブログには何回か登場している成毛眞氏の新刊。

最近読書出来ていないなと思いリハビリ程度に手を取った本書は、週刊新潮で『逆張りの思考』という名で現在も継続されている連載の108回までを加筆修正してまとめたものだ。
1話完結型なので興味を引く項目から読んでもいいのだけど、いちいち面白いので最初から最後まで一気に読んだ。

正直Facebookの時事ネタに関する投稿では「?」な意見も少なくないが、それもある意味戦略的に活用していることが分かる。こんな面白い思考をもった人には年齢など関係ないと素直に思える。

そして、今回の本は今まで読んだどの本よりも成毛氏のひととなりが分かる内容だ。それは日本マイクロソフト時代のエピソードが多く語られているからだ。接待についての項目などもそうで、「どうせやるなら伝説を作る」と、最後は自家製卵かけごはん(TKG)のレシピを掲載していたりと、やはりただものではないなと思わされた。

氏の面白さは逆張りの選択の妙である。

読んでるとちょっとそれやってみようかなと思わされることばかりなのである。一眼レフの魚眼レンズなんて普段意識してないから思わず感心してしまった。着眼点と行動力に敬服する。


硬直的な思考の人が多い中で「逆張り」という名の通りほとんどの人とは真逆の選択をしている氏の発想に触れてみるのも一興ではないだろうか。
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