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創造すること

水曜日, 4月 23, 2014

創造するとはなんだろう。

何もないところから「ここ」に生まれてきた君に伝えようと思う。

まず「ここ」にいるとはなんだろう。一体どういうことなのか。宇宙の始まりから137億年、地球が出来てからは46億年。「ここ」とはその長い長い歴史の中の小さな点なんだ。

物事には必ず終わりがあって始まりもある。そのループは渡されたバトンを誰かに渡すことに似ている。バトン自体は今まで繋いできたものや、新しく作ってもいいんだ。渡されたバトンも、新しく作るバトンも、君が渡した誰かが、また誰かに渡してくれる。

今「ここ」にある全てのものは、そういったバトンリレーの結果なんだ。例えを使わないで説明すると、宇宙と地球という場所や機会がまず最初にあって、それを利用したり、違うものを組み合わせたりする営みすべて、となる。それが偶然だったり、粘り強くやっているうちに、成功したり失敗したりした結果、今がある。だから現時点で悪いことでも、いつか良くなるかもしれないし、ならないかもしれない。

だから、一つだけ言えることは、ぼくらに出来ることは「創り続けることだけ」ということ。

君と同じような人達が「ここ」を創造してきたということを想像すると、ワクワクしないかい?

そういった想像や、何かを創りだす時に使われる想像力(ひらめき、直感)の源も、知識や行為の組み合わせで発生するらしいから、いろいろなものを吸収する必要があるし、まずやってみるということも凄く大切なんだ。

創るって行為は傷をつけることでもあるから、自分が傷ついてしまうことも、人を傷つけてしまうこともある。

それでもやってみる勇気を持っていて欲しい。それはすごくかけがえのないことだから。

一からなにかを創る。

そんなメッセージを君と、君の名に授けようと思う。


137億年の物語 宇宙が始まってから今日までの全歴史
  • 作者:クリストファー ロイド
  • 出版社:文藝春秋
  • 発売日: 2012-09-09
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