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手段 ≠ 目的

火曜日, 1月 21, 2014
手段と目的を間違って捉える人がいる。
それは冷静に判断せずに偏愛していることから始まる。それについて以下の記事を参考に考察してみたいと思う。
『日本人はなぜこんなにiPhoneが好きなのか ユーザーのITリテラシーが低いから?』
これを受けて昨日こんなコメントをした。

タイトルからして「日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか」みたいな決めつけ系の釣りタイトルな記事ではある。しかし、この記事をみて「その通り。恥ずかしいことだが、バカだからiPhoneしか使えない」とタイムライン上にコメントしている人がいたりして、こんなコメントする人をなぜフォローしているんだろうと思ったけど、スルーして本質を整理したいと思う。


と、林氏の指摘通りである。
上記の記事でも触れてはいるのだけど、『日本は、世界一安くiPhoneを購入できる?世界一のiPhoneシェアを支える3つの要素』という記事では、
諸外国では、iPhoneが高く、Androidは安い。日本ではiPhoneが安くて、Androidは高い。こうした販売現場で国内外の逆転現象が起きているのです。
というように日本ではiPhoneの価格が安いことも大きい。
そして、スマートフォンユーザーでもPCといっしょでITリテラシーが高い人から低い人までロングテール上に分布すると思われるので、高い人から低い人までリーチするiPhoneが選ばれるのは無理もない。至極当然のことだ。
「やーい。日本人は馬鹿だからAndroidは使いこなせないんだよーwww 」とディスる必要は全くないのである。
大半の人はスマートフォンでやりたい目的を達成したいだけであって、手段の小難しさや端末に使われているCPUなどのスペックはどうだっていい。
だから、簡単で使いやすく見た目が良い方が良いにきまっているのだ。
別に使いこなすのが難しいものを愛しているから使うことも悪いことではない。しかし、それを万人に当てはめて小馬鹿にしようとするのはテクノロジー主義者でもなんでもなく単なる勘違いでオタクの思考である。

今日見た『ヤンキーオタクレゲエ』 というブログから引用するとオタクの定義は、
自分の趣味の世界に集中、差異に細かい、スティーブジョブズなどは物質マニアと言える、マンガではよくメガネかけてる
らしいが、偏愛するがゆえに差異に細かくなるというわけだ。

...と、これはあらゆることで共通しているのだけど、手段と目的を整理して本質を捉えることは重要だ、と自戒を込めて締めくくってみたい。

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