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Let’s F**k!! - 映画 - ウルフ・オブ・ウォールストリート

火曜日, 2月 04, 2014


「レッツ、ファーック!」

これは本映画に出てくるウォール・ストリートの証券会社で株式取引の開始の合図である。ファックという言葉が出てくる数は506回を超えて史上最多らしい。
「ウルフ・オブ・ウォールストリート」がFワード数の新記録樹立
18禁ということもあって刺激的なワード、コカインやその他のドラッグ、セックスなんでもござれだ。予告編の刺激は本編の半分以下ということを保証しておこう。しかし、零細企業を経たベルフォードがやったことと言えば株価を不正に釣り上げたりインサーダー取引をしたりスイスの銀行で資金洗浄などその他もろもろなんだけど、善悪を抜きにして仕事にあんなにエキサイティングで熱中して興奮の渦中にいたベルフォードやその仲間達は正直羨ましい。非常に皆生き生きしていて楽しそうなのである。

話は変わって、観ながらなぜか一休さんを思い出したエピソードがあるのでネタバレを控えながら紹介しておこう。ドラッグディーラーを部下に従えて商売を始めるときの研修時に、そして刑期を終えてベルフォードがセミナーで観客の目の前に行って最初に語る「このペンをオレに売ってみろ」というエピソード。何の変哲もないボールペンをベルフォードは「このペンをオレに売ってみろ」と言って渡すのだ。

どうだろう?

映画をまだ見てない人でこのブログを読んでいる人はどうやってその場を切り抜けるだろう。どうやって売るだろうか。ぼくはこのエピソードを見て一休さんを思い出した。それは殿さまが一休に屏風に書かれた虎をしばりあげよという回である。この時一休はどうやってこの問題を切り抜けたか覚えている人は答えが分かるだろうし、ペンのエピソードを見たら腑に落ちるはずである。とにかく難しいことは抜きにしても刺激的で楽しい映画だった。華麗なるギャッツビーを観た時も思ったのだけど、今回もその時の役にイリーガルなところ以外は近くて、金持ちで気性の激しい役がレオナルド・ディカプリオには上手くハマる。まあ四の五の言わずに見て欲しい映画。
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